1900年台初頭　フレンチリネンスモック

こちら1900年代初頭に作られたと思われる、フレンチリネンスモックになります。

僕個人的にユーロ古着がかなり好きで、今回のこのリネンスモックはユーロヴィンテージを語る上では欠かせないアイテムで、ずっと取り扱いたかったアイテムになります。

まずなんと言っても生地の雰囲気が抜群です。触り心地は少しカサッとしているのですが、油を含んでいるせいか本当にプルプルな質感です。また古いリネン生地にはネップと呼ばれる糸の飛び出しが見られるのですが、今回の生地は約100年前のものということでガンガンにネップが出ています。そもそも100年前のものとは思えないぐらい状態がよく目立った汚れがほとんどありません。新品の綺麗な生地も魅力があるのですが、やはりこう言った生地に惹かれてしまいます。

当然生地だけでなく、ディテールやシルエットも素晴らしいです。

ディテールにおいて一番特徴的なのはなんと言ってもこの細かいギャザー。襟の後やカフスの上に付くギャザーは現行の服ではまず見られないほど細かく、ここまで来るともはや芸術の域です。細かいものだけでなく袖の付け根あたりにはかなり大きめなギャザーもついております。この辺のディテールの違いも楽しんで頂ければと思います。

ボタンはシェルボタン。その名の通り貝殻を使ったボタンで、1900年代初頭辺りのシャツやスモックに付く少し珍しいボタンです。独特な光り方をするので是非写真で見ていただきたいです。

シルエットに関してはかなり着丈が長いプルオーバータイプ。グランパシャツに近いのですが、こちらのスモックに関しては脇の下あたりが少しだけ絞られたようなシルエットになっていて、かなり独特かと思います。
僕の体型で身幅がギリギリな感じだったので、僕より小柄な男性か女性に大変おすすめなサイズ感になっています。

単なる古着というよりほとんど芸術品に近いような雰囲気を纏ったユーロヴィンテージのマスターピースともいえるリネンスモック。このアイテムでしか味わえない雰囲気を是非味わって頂きたいです。

※着画モデルの体型は
身長168cm体重57kgのやや痩せ型です。

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